シヴァ神の神殿 / San Phra Isuan : 訪問日 25Oct2009


この遺跡は、
玉子のような小さくて丸いバナナ
(Kluay Khai)の産地、Kamphaeng Phetに
あります。

Kamphaeng Phetの唯一の
ヒンドゥー教寺院で、長方形の基壇が
残っています。
基壇の上には、今は既に無くなってますが、
木造の神殿がたっていました。
そして、ここにはシヴァ神のブロンズ像が
祀られていました。

そのシヴァ神の台座には、
碑文(右写真の赤丸部と思う。)が
刻まれており、
アユタヤのRamathibodi2世の時代、
1510年に
Chao Phraya Si Thammasokarajによって、
ヒンドゥー教と仏教の両方の共存を祈り、
人類や全ての生き物の守護神として、
シヴァ神像が祀られました。

また、町の内外の仏教寺院の保護や、
道の改修や、Mae Tri-Bang-Proh運河を
掘ったりした事、等が碑文に
記載されているようです。



遺跡を東正面から見たところ。















南東から見たところ。















基壇の上に上がって、真っすぐ進みます。

基壇上には、木造の神殿の柱の基礎石が
並んでいます。












東から進んで行くとシヴァ神像が
祀られていました。

既に母娘の信者がお参りをしています。












シヴァ神像の前には、リンガがあります。


















長い時間を掛けてお祈りしています。

私が来たので、お祈りの邪魔なっている
かもしれません。

ごめんなさい。
































長いお祈りの後、母子は帰って行きました。


















シヴァ神像を正面から見たところ。
額には第3眼があります。

最初の説明によると、高さは210cmで、
りっぱなアゴヒゲは、力を表しています。
そして、
前側の三角の垂れを持つ巻きスカートは、
クメールのBayon様式です。
腰のベルトや、小さなペンダントを持つ
ネックレスは、スコータイ様式では
見られません。

1886年、ラマ5世の時代には、
密輸業者により、頭部と腕を切り取られ
盗まれましたが、やがて取り戻され、
胴体も含めて、 Bangkok国立博物館
保管されました。

1971年からは、
Kamphaeng Phet国立博物館
展示されています。

よって、この遺跡のシヴァ神像は、
レプリカです。

しかし、レプリカと言えども、
タイ人の信者によって、信仰を集めています。


シヴァ神の前には、
男根を象徴するリンガがあります。

リンガには、コブラが巻きついています。












シヴァ神像を斜め後方から見たところ。



























帰りながら振り返ったところ。


































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